皮膚科とは?
皮膚にあらわれる様々な病気を治療する診療科目を指します。
対象は全身の皮膚で、肉眼で確認できる部分の治療が主流です。
たとえば、ストーブに直接触れて手をやけどしてしまった場合には、やけどした部位を皮膚科に見せる必要があります。
また、水虫などの治療も皮膚科の診療範囲です。
ほくろ除去などをはじめとして、皮膚がんになっていないかどうかを確認すること、皮膚がんの治療をすることも皮膚科の診療範囲内といわれています。
遺伝的に肌が日光に弱いという治療を受けることや、手アレがひどくてクリームを塗っても収まらないという時などにもかかる診療科目です。
ただし、口の中の皮膚などの部分は診療科目が異なるため、治療を受けるときには確認してください。
なお、子供のデリケートな肌を守るための、小児皮膚科という診療科目も存在しています。
小児皮膚科の場合には0歳児から15歳児までが対象となっており、子供特有のアレルギーや皮膚の疾患、子供だけがかかる皮膚病などを診察することが多いです。
なお、オムツかぶれのような症状であっても、皮膚科にかかることで市販焼くより割安で直せる場合があります。
美容皮膚科との違いは?
皮膚科も美容皮膚科も、皮膚の疾患やトラブルを治療するための診療科目です。
ニキビや水虫、いぼなどをはじめとした、痛みや痒みを治したい人、皮膚がんのような重篤な病気を治したい人向けの診療科目が、皮膚科といえます。
対して美容皮膚科の場合、単なる治療だけではなく、治療後の美しさにまでこだわった治療を行うことが目的とされている診療科目です。
ニキビが治った後にできるニキビ跡のクレーター上になった皮膚の凹凸を治す方法や、ほくろのように跡が残ってしまった場合などにレーザーやピーリングといった治療を行うことができます。
また、年齢とともに気になってくるシワやほうれい線、更にシミ、そばかすなどの治療もやっています。
毛穴が開いている時の治療も実施しているため、年齢とともにシミやそばかすが増えてきたと感じる人がかかるとよい診療科目といえるでしょう。
医師免許を持っている医療機関の関係者が適切に治療を行うため、安心して治療を受けられますが、美容皮膚科の場合、自由診療による治療を行うことが多いため、保険が適用されないことを理解して治療を受けてください。
美容皮膚科で実施している意外なこと
ほくろ除去は皮膚がんでなければ実施していることが少なくありませんが、それ以外にも、レーザー脱毛を実施しているところが増えています。
無駄毛の処理を的確に行い、皮膚の状態をきれいにしたいという人が増えてきたからです。
脱毛が可能な皮膚科は増えており、美容皮膚科・皮膚科と両方の診療科目を掲げる医療機関も増えてきました。
脱毛やアンチエイジングなども相談しやすくなっており、衣料の幅が広がっています。